食事摂らずケトジェニック作戦
昨日出場した将棋大会。
B級ではありましたが、若い人に交じり48歳のおじさんが、優勝という実力以上の、望外の結果を得ることができました。
これまでの経験から、特に集中を要する日には、食事を摂らないことにしています。
朝にいつも通りバターコーヒーを1杯。
昼には弁当が配られますが敢えてこれは食べません。
食べない方が、言い換えれば血糖値を上下させない方が、冴え冴えとした状況がムラなく長時間続きます。
今回の結果は、この「食事摂らずケトジェニック作戦」に依るところも大と思います。
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午後イチの授業で眠くなった経験は誰にでもあると思います。
昼食で血糖値を上げることが、覚醒に関わるオレキシンの活性を抑制して眠気を催すのだと、その機序も分かっています。
また上がった血糖値が下がってくる際には、カウンターインスリンホルモンの分泌を通じて、ドキドキしたりイライラしたりと、精神が一定に保てなくなります。
糖分の摂取がなく血糖値の変動がなければ、身体は脂肪酸から合成されるケトン体を主なエネルギー源として利用するようになり、これをケトジェニックと表現します。
糖質代謝の約4倍ものエネルギーを産生できるようになるこのケトジェニックモードでは、精神のみならず身体も、あらゆるパフォーマンスが向上します。
莫大なエネルギーを要するウルトラマラソンのランナーの殆どは、ケトジェニックであると言われています。
普段から、糖質の摂取を控えめにすること。
食事の回数をコントロールすること。
この2つが、いざという時にケトジェニックを使いこなす上での、鍵となります。