2023.07.21
在宅医療新型コロナウイルス感染症

なにかあったらどうするの?の病

世の中ではようやくマスクをしない人も増えてきたが、看護師も高齢者施設でも、カンセンタイサクと称する意味のないマスクが終わらない。
話のできる看護師や施設管理者には、空気感染する大多数の呼吸器感染症はこんなマスクでは予防できないこと、自身や高齢者がマスクをし続けることの健康やメンタルへの影響、などについて説明し、対策の緩和をお勧めしたが、なにも変わらない。

なにかあったらどうするの? の病に日本中が取り憑かれている。
リスクを避けることだけを考えることをリスクマネジメントと呼ぶのだろうか?
特に高齢者にはいつでも、その“なにか”があり得る。
それが前提とできないとなると、疾病と加齢に伴う障害とを区別せずに全て専門医受診しなければ気が済まないというあれと同じになってしまう。


お前は施設の管理者じゃないからそんなことが言えるんだろうと言われてしまいそうだが、それを承知で敢えて言う。
「なにかあったらどうするの?」
「ファーストペンギンはどう思われるのか?」 
の壁を乗り越える時である。

4年前まではどのように感染症対策をしていたか?それでどれほどの問題があったのか?思い出せば済むことだと思うんだけど。

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