2025.04.03
新型コロナウイルス感染症栄養療法

コロナ後遺症、コロナワクチン接種後症候群、の少なくとも一部は副腎皮質機能低下症の顕在化である

これらの診療をしますと掲げているクリニックは少数であるため、当方のような場末の医療機関にも、遠くから足を運んで下さる方がいる。

一定数の方々を診させて頂いた経験から。

まず「コロナ後遺症」だと受診される方の殆どは副腎皮質機能低下症そのものである。

訴えられる症状の多くは「朝起きられない」、「食欲がない」といういつものあれである。

どんなに若い人であっても、「朝起きられない」は副腎皮質機能低下症だと断言できる。

そう言い切れる理由は、ほぼ全例、コートリル20(~30)mg/朝で改善するからである。

「コロナ後遺症」になっちゃう人というのは、もともとストレスが強かったり、体力状態が低かったりといった言わば、副腎皮質機能低下症の準備状態にあることが多い。

それが、感染症というストレスを契機に顕在化するのである。

そしてコロナワクチン接種後症候群について。

ワクチンが身体中の細胞で作らせるスパイクタンパクに対する自己免疫反応がその本態であり、その作用が年余に渡り続く場合もあるためややこしい。

ワクチン接種後間もなければ、酸化ストレスを緩和するグルタチオン+ビタミンCの点滴投与が著効する場合もある。

スパイクタンパクの直接的な細胞障害、また先述の免疫反応が、細胞に対する強い酸化ストレスであることの傍証と思われる。

一方、長期化した症状の場合には、やはり副腎皮質機能低下症の顕在化である場合が多いと感じられる。

強い酸化ストレスが持続することが、ホルモン分泌の不足を顕わにする。

この場合、コートリル20mg/朝がよく効く場合が多い。

もちろんいずれの場合にも、
(1)炎症の除去 :GFCFの取り組み、慢性上咽頭炎や脂肪肝の除外
(2)不足している栄養素の評価と補充 :特に鉄とタンパク質
(3)運動と日光浴
が大前提であることは言を俟たない。


なお、コートリルで副作用はないのか?
と最近は質問されるようになってきたが、20-30mg/dayを数ヶ月~半年間程度服用したことに依る副作用は、一度も経験がない。
糖質+鉱質コルチコイドの過剰作用を心配されているわけだが、そもそも不足しているものを補っているに過ぎないのであって、過剰の心配は杞憂。

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