2022.06.12
ツエーゲン金沢

赤く染まった1万人の夜に

J2リーグ第21節。
ツエーゲン金沢vs横浜FC戦。
スタジアムは11,859人の大観衆で赤く染まった。

試合の結果は1-1のドロー。

しかしJ1に昇格しようという強豪相手に一歩も引かず渡り合い、
押し込む時間帯も多く内容的にも納得のいくゲームだった。

思えば遠くまで来た。

個人的にはなるが、十余年前に、新潟のビッグスワンスタジアムで、

当時J1だったアルビレックス新潟とモンテディオ山形との試合を観戦したのが最初の衝撃。

1万を超える大観衆でそれぞれのチームカラーに染まるオレンジと青のスタンド。

激しい鳴り物と太鼓の音、響くチャントのコール。

サッカーの興行は観客の作り出すこうした雰囲気もその一部。

ツエーゲン金沢をこの舞台に! と強く願うようになった日だった。

まだチャントがなく声援を送れないのが本当に残念。

しかし大観衆の作り出す圧、熱量は、

間違いなく選手たちの背中を押し、あと一歩、その足を前に進ませた。

大観衆の雰囲気に酔ったまま帰路についたのは自分だけではないだろう。

忘れられない夜になった。

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